「文化療法(回想法)」DVD企画
大林宣彦監督作品
『 思い出は映画とともに 』
NPO法人 古き良き文化を継承する会では、所蔵するさまざまな文化資料を高齢者福祉や教育など社会貢献事業として役立てるための試みを続けています。
この試みの意図を大林宣彦監督にご賛同、ご協力をいただき、高齢者の介護・認知症予防となる文化療法(回想法)の一環として『思い出は映画とともに』という作品が完成しました。
介護施設や高齢者施設での上映を目的とした作品ではありますが、現状介護が不要な“元気”高齢者の方々、また介護福祉士や介護事業に興味のある若い世代に高齢者とのコミュニケ−ションツールとして役立つものとして、また映画ファンの皆さんなど多くの方々にご覧いただける機会を作って参ります。
映画作家として数多くの名作を世に送り出した大林監督は、現在は「日本の素晴らしき古里と人々」を映画作品として残すべく、新潟県長岡市や北海道芦別市、佐賀県唐津市などで、その地域の方々と共にに負けず映画製作に取り組んでおられますが、映画作家とは別に愛情あふれる、心温まる語り手としても広く知られております。
「禁じられた遊び」や「第三の男」「駅馬車」「モダンタイムス」など往年の名作映画の貴重な予告編映像と共に語られる大林ワールド『思い出は映画とともに』は、昭和20年代前後に青春時代を過ごされた高齢者の皆様にとって珠玉のような作品です。
『思い出は映画とともに』をご覧いただくことで、青春時代を振り返りながら高齢者の方々に元気になっていただき、“生きていることは素晴らしい”とひとりでも多くの方に感じていただけたらと願っております。